朝日茶道教室 春の茶事「さくら茶会」
さくら茶会
今年の初釜を1月中頃に予定していましたが、私がインフルエンザのため今日まで延期になっておりました。
去る3月12日、たまたま庭の早咲き桜がほぼ満開の見ごろの時期だったので、「さくら茶会」と称して当教室の茶事、いわゆる正午の茶事を行いました。
席入り前
待合
招かれた客全員が集まったら白湯を頂き、正客から順次外掛け待合へ移ります
蹲踞
亭主の迎い付を受けたら正客から順次蹲踞に進み、手指とともに身を清め席入りします。ちょうど手水鉢の上には早咲きの桜が咲き誇っています。
前席
席入り
露地の風情を眺め手水を使った後、こうして席入りです
懐石
今日の主な料理は次のとおりです
汁・・・山芋 合わせ味噌仕立て 「からし」
向 付・・・サヨリの味噌あえ 「防風 のり」
煮物碗・・・エビ真蒸 「菜の花 さくらフ 柚子」
焼 物・・・・鰆の塩焼 「金柑」
強 肴・・・ほうれん草 こんにゃく 豆腐
強 肴・・・信田巻 「エビ」
香 物・・・たくわん 野沢菜 芝漬
食事が始まりました
配膳の後 「どうぞお召し上がりください」の、亭主の挨拶に続いて食事が始まりますが、写真は、客一同飯椀、汁椀の蓋を同時に開けたところです
酒一献
飯、汁を頂くと早速お酒が持ち出され一献いただきます。飲んだ盃を膳に置いたあと初めて向付に手を付けます。
煮物碗運びだし
飯器・汁替の後メインディッシュの煮物椀が持ち出され、こうして膳の前中央正面に置きます
正客に合わせ一斉に煮物椀の蓋を開ける
受け取ったら正客の挨拶に合わせ、椀を手にとり揃って蓋を開け中の風情を拝見します。写真は、「ワァ~きれい!」と小さく声を発した瞬間でしょうか(^0^)・・・。
客同士で注ぎ合う
煮物のあと二献目の酒が持ち出され亭主から順次注がれます。その後は燗鍋を席中に預けられますので、こうして客同士で自由に注ぎ合ってお酒を楽しみます
私たちも一献
和やかに歓談のうち会は進行し、私たちもお酒をいただいてま~す(^0-)
飯器の取り回し
二献目のお酒のあと焼き物(鰆の塩焼き)が出され、今度は二度目の飯器となりますが、写真は飯器を取り回し飯椀にご飯を注ぎます
預け鉢(強肴)の取り回し
二度目の飯器のあと、強肴或いは預け鉢といって1~2種の肴を鉢に入れて出し、席中に預けます。客は順次取り回し、先ほどのご飯と合わせしばらくの間いわゆる食事タイムとなります。亭主もこの間に勝手で手早く食事をとります。
小吸物吸い上げ
食事が済んだら、亭主は返された容器を水屋に下げ、箸洗(小吸物)を持ち出し勧めます。写真は小吸物吸い上げの場面です
八寸を持ち出し正客に酒を注ぐ
次いで八寸に海の物、山の物を人数分盛って持ち出し、先ず三献目の酒を注いだのち、海の物、山の物を取って勧め客一同順に回ります。本日は千鳥の盃は行いませんでした・・・。
香の物取り回し
最後に湯斗、香物が出されますので、湯次、香物鉢を順次取り回し、とにかく湯漬けを頂きます
膳を下げる
亭主は、席中の箸が膳の内に落ちる音を聞いたら戸を開けて中に入り膳を下げます
お菓子の取り回し
懐石が終わったら縁高でお菓子が持ち出され、順次お菓子を取って縁高を送ります。この後中立となり、退席→一旦外掛け待合に移ります
後席
付書院の荘り
この度は硯箱を荘ってみました
床の花
サンシュコと椿。椿は初めて咲いた庭の椿です(^0^)・・・。
後入り・床拝見
銅鑼の音を合図に後入りし、軸から花に変った床を拝見します
濃茶
建水を持ち出し柄杓を構える
お点前さん、やや緊張気味のようです!?。やや人数も多いので点前は続き薄茶で進行します
茶入の仕服を脱がす
緒の結びを解き、緒を引いて仕覆を脱がしにかかったところ
袱紗捌き
茶入を拭くための袱紗捌き
点前の様子を見る客一同
点前の様子を神妙な面持ちで見ている客一同
茶筅を取り出す
茶入、茶杓を清めた後、茶筅を取り出す
茶碗に湯を入れる
湯を入れ茶筅通しをします
出された茶を正客が取り込む
練って定座に出された茶を、正客が取りに出る
正客一口飲む
正客一口飲みました、「お服加減はいかがでしょうか!?・・・」
正客から次客へ飲み回し
正客が飲むと飲み口を清め次客に送られます
二碗目の茶を4客が取りに出る
二碗目の茶碗が出され4客が取りに出ました。楽茶碗ではないので古帛紗が添えられています
4客一口飲む
薄茶と違って濃茶はやや静粛な雰囲気の中進行しますが、それにしても皆さんやや硬い表情ではありませんか??・・・。
主茶碗を出会いで返す
主茶碗を末客と出会いで返します
薄茶
茶碗、建水持ち出し定座に坐る
薄茶に切替り、タバコ盆、干菓子器を出した後、右手に茶碗、左手に建水を持って出て定座に坐ります
・・・お菓子をどうぞ・・・
「お菓子をどうぞ・・・」といって勧め、茶碗に茶を入れます
一碗目の茶を点てる
先ずは一碗目の茶を点てます
一碗目を次客に勧める
続き薄茶は、一碗目は次客が先に頂くため、正客が取り込み次客に勧めます
席中の団らん
先の濃茶のときとは雰囲気が一変してくだけて様子に変っています
棗を清めて拝見に出す
道具の拝見を請われ、棗を清めて出そうとしているところです
拝見で道具の問答
お茶入、お茶杓、お仕覆、お棗拝見の正客と亭主の問答の様子です。続き薄茶の場合は棗が最後の並びになります。
茶事を終えてティータイム
みなさん長時間お疲れ様でした、足を崩してくつろいでください。最後にケーキとコーヒーでのお茶タイムで締めくくりました。
今年の初釜を1月中頃に予定していましたが、私がインフルエンザのため今日まで延期になっておりました。
去る3月12日、たまたま庭の早咲き桜がほぼ満開の見ごろの時期だったので、「さくら茶会」と称して当教室の茶事、いわゆる正午の茶事を行いました。
席入り前
待合
招かれた客全員が集まったら白湯を頂き、正客から順次外掛け待合へ移ります
蹲踞
亭主の迎い付を受けたら正客から順次蹲踞に進み、手指とともに身を清め席入りします。ちょうど手水鉢の上には早咲きの桜が咲き誇っています。
前席
席入り
露地の風情を眺め手水を使った後、こうして席入りです
懐石
今日の主な料理は次のとおりです
汁・・・山芋 合わせ味噌仕立て 「からし」
向 付・・・サヨリの味噌あえ 「防風 のり」
煮物碗・・・エビ真蒸 「菜の花 さくらフ 柚子」
焼 物・・・・鰆の塩焼 「金柑」
強 肴・・・ほうれん草 こんにゃく 豆腐
強 肴・・・信田巻 「エビ」
香 物・・・たくわん 野沢菜 芝漬
食事が始まりました
配膳の後 「どうぞお召し上がりください」の、亭主の挨拶に続いて食事が始まりますが、写真は、客一同飯椀、汁椀の蓋を同時に開けたところです
酒一献
飯、汁を頂くと早速お酒が持ち出され一献いただきます。飲んだ盃を膳に置いたあと初めて向付に手を付けます。
煮物碗運びだし
飯器・汁替の後メインディッシュの煮物椀が持ち出され、こうして膳の前中央正面に置きます
正客に合わせ一斉に煮物椀の蓋を開ける
受け取ったら正客の挨拶に合わせ、椀を手にとり揃って蓋を開け中の風情を拝見します。写真は、「ワァ~きれい!」と小さく声を発した瞬間でしょうか(^0^)・・・。
客同士で注ぎ合う
煮物のあと二献目の酒が持ち出され亭主から順次注がれます。その後は燗鍋を席中に預けられますので、こうして客同士で自由に注ぎ合ってお酒を楽しみます
私たちも一献
和やかに歓談のうち会は進行し、私たちもお酒をいただいてま~す(^0-)
飯器の取り回し
二献目のお酒のあと焼き物(鰆の塩焼き)が出され、今度は二度目の飯器となりますが、写真は飯器を取り回し飯椀にご飯を注ぎます
預け鉢(強肴)の取り回し
二度目の飯器のあと、強肴或いは預け鉢といって1~2種の肴を鉢に入れて出し、席中に預けます。客は順次取り回し、先ほどのご飯と合わせしばらくの間いわゆる食事タイムとなります。亭主もこの間に勝手で手早く食事をとります。
小吸物吸い上げ
食事が済んだら、亭主は返された容器を水屋に下げ、箸洗(小吸物)を持ち出し勧めます。写真は小吸物吸い上げの場面です
八寸を持ち出し正客に酒を注ぐ
次いで八寸に海の物、山の物を人数分盛って持ち出し、先ず三献目の酒を注いだのち、海の物、山の物を取って勧め客一同順に回ります。本日は千鳥の盃は行いませんでした・・・。
香の物取り回し
最後に湯斗、香物が出されますので、湯次、香物鉢を順次取り回し、とにかく湯漬けを頂きます
膳を下げる
亭主は、席中の箸が膳の内に落ちる音を聞いたら戸を開けて中に入り膳を下げます
お菓子の取り回し
懐石が終わったら縁高でお菓子が持ち出され、順次お菓子を取って縁高を送ります。この後中立となり、退席→一旦外掛け待合に移ります
後席
付書院の荘り
この度は硯箱を荘ってみました
床の花
サンシュコと椿。椿は初めて咲いた庭の椿です(^0^)・・・。
後入り・床拝見
銅鑼の音を合図に後入りし、軸から花に変った床を拝見します
濃茶
建水を持ち出し柄杓を構える
お点前さん、やや緊張気味のようです!?。やや人数も多いので点前は続き薄茶で進行します
茶入の仕服を脱がす
緒の結びを解き、緒を引いて仕覆を脱がしにかかったところ
袱紗捌き
茶入を拭くための袱紗捌き
点前の様子を見る客一同
点前の様子を神妙な面持ちで見ている客一同
茶筅を取り出す
茶入、茶杓を清めた後、茶筅を取り出す
茶碗に湯を入れる
湯を入れ茶筅通しをします
出された茶を正客が取り込む
練って定座に出された茶を、正客が取りに出る
正客一口飲む
正客一口飲みました、「お服加減はいかがでしょうか!?・・・」
正客から次客へ飲み回し
正客が飲むと飲み口を清め次客に送られます
二碗目の茶を4客が取りに出る
二碗目の茶碗が出され4客が取りに出ました。楽茶碗ではないので古帛紗が添えられています
4客一口飲む
薄茶と違って濃茶はやや静粛な雰囲気の中進行しますが、それにしても皆さんやや硬い表情ではありませんか??・・・。
主茶碗を出会いで返す
主茶碗を末客と出会いで返します
薄茶
茶碗、建水持ち出し定座に坐る
薄茶に切替り、タバコ盆、干菓子器を出した後、右手に茶碗、左手に建水を持って出て定座に坐ります
・・・お菓子をどうぞ・・・
「お菓子をどうぞ・・・」といって勧め、茶碗に茶を入れます
一碗目の茶を点てる
先ずは一碗目の茶を点てます
一碗目を次客に勧める
続き薄茶は、一碗目は次客が先に頂くため、正客が取り込み次客に勧めます
席中の団らん
先の濃茶のときとは雰囲気が一変してくだけて様子に変っています
棗を清めて拝見に出す
道具の拝見を請われ、棗を清めて出そうとしているところです
拝見で道具の問答
お茶入、お茶杓、お仕覆、お棗拝見の正客と亭主の問答の様子です。続き薄茶の場合は棗が最後の並びになります。
茶事を終えてティータイム
みなさん長時間お疲れ様でした、足を崩してくつろいでください。最後にケーキとコーヒーでのお茶タイムで締めくくりました。
by sgk511
| 2017-04-06 18:04
| 茶道 茶事・初釜
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